所長のつぶやき
バブルか否か
先日、北海道出張で気になる話があった。
日本で最も地価が上昇した中のひとつ、北広島市。
巨大な半導体工場が建設予定で空港も近い千歳市と、北海道経済の中心地である札幌市の間に位置する。
昨年より日本ハムファイターズが札幌ドームから北広島に拠点を移し、
新しいスタイルの球場が新庄監督のおかげもあってにぎわっている。
その球場近くで昨年竣工したマンション。結構な値段の中古が売りに出ている。
札幌駅近くの新築マンションに匹敵するような。
周りは鹿が出てくるような自然がたくさんあるエリアだが、果たしてバブルか否か。
シミ取りと花粉症
整骨院の先生に紹介(指摘!?)されて冬にレーザーのシミ取りをした。
若いときは部活でテニスやゴルフ、働き出してからは西伊豆までシーカヤックに行き、
透明度の高い海で一時間以上泳いで魚達とたわむれていた。
税理士会ではソフトボールやゴルフ。今となっては後悔しても仕方がないが、
年齢を重ねて斑点みたいなシミが出てきてしまったのだ。
確定申告時期はゴルフコンペの誘いやソフトボールの活動も無いので、紫外線を浴びないシミ取りに最適なシーズン。
だが、結果は30点位か。少しは薄くなったものの、思ったよりもやっかいなシミであった。
冬の期間、常にマスクで日焼けを予防していたおかげで、花粉症は全く発症しなかったのが偶然の産物か。
忘れ物
小田原駅行きの列車に乗車中、上野駅で止まったままに。
点検にしばらく時間がかかるようだ。
飛行機に乗り遅れまいと急いで京浜東北線に乗り換えた。
あれ、コート無いな!って後の祭り。
JRが大量の落とし物に対してAIを使ってマッチングしているってニュースを見たけど、まさか自分がお世話になるとは。
網棚の上の私のグレーのコートはその後、籠原駅まで旅をしたようだ。
スペイン続き
確定申告明け、研修旅行でスペインに行ってきた。
振り返ってみた。
歯ブラシ事件
まずまずのホテルなのに歯ブラシが無い。
ヨーロッパの国々では環境の事を考えて置いていないことが多いようだ。
皆さん、歯ブラシは日本から持っていきましょう!
機内食事件
23時頃発トルコ航空に乗ってイスタンブール経由で行ったのだが、
時差の歓迎で日本時間の夜中に夕食が提供され魚料理を食べた。
まだお腹が空かない翌朝トルコ時間朝4時頃オムレツの朝食が提供された。
乗り換えた便でもトルコ時間9時頃朝食が提供されたのは良いが、またまたオムレツ。添えてあるものもほとんど一緒だ。
仕方がないが困った私は、卵の硬さの違い!?を楽しむことにした。
マドリードのサッカースタジアム事件
試合開始前、アウェイチームのバルセロナのサポーターが大声で歌いながらスタジアムに入っていく際、
サポーター同士のケンカを防ぐため馬に乗った警察が警護に当たっていた。
非常にピリピリした雰囲気の中、先輩税理士が近づいて動画撮影しようとしていたら、
馬+警察が先輩に寄ってきて、これ以上近づくなと体当たりされ、馬の後ろ足で蹴られそうに。本当に危なかった。
帰りの航空券事件
バルセロナの空港にて。
トルコ航空のカウンターで搭乗者名がTANAKAというチケットが何枚か発券された。
これでは日本に帰れない。どうやら予約した人の名前が入ってしまったようだ。
添乗員さんが最も焦った瞬間。
帰りの荷物事件
羽田空港に到着。
同行した方の機内に預けた荷物が経由地イスタンブール空港に置き去りになった。
本当にこんなことあるんだな。
デモ@スペイン
トラクターの大群が大通りをわざとゆっくり走っている。
物価高の中、ウクライナから安い農産品が入ってきて、何も対策を打ってくれない政府に対して怒っている。
驚いたのは街の人たちが拍手して応援している光景だ。
民主主義を感じた瞬間。
日本の人たちは与えられた民主主義だからか、
こんなに政治がひどいのにアクションを起こさない。
とても対照的だ。
M&A
いまM&Aの相談を2件受けている。
私が1996年に会計事務所勤務し始めてから20年間位は、事業が順調でも創業者が引退したい場合、廃業位しか思いつかなかった。
廃業することが決まると役員報酬を多めに取ってもらい退職金を支払い、解散→清算結了→清算、という申告を何件もやったのを思い出す。
ところが最近は、M&Aの市場がしっかり出来ていて、国も税制上の後押しをしている。
優良な取引先(特に上場会社)と直接取引が出来ている会社、従業員や専属の外注先が多く仕事をこなす能力が高い会社は、相乗効果が期待される会社にビックリするくらい高く買ってもらえる時代になった。
ここでのポイントは、売り手側から希望を出せることだ。昔にあった「悪者に買収されてしまう」イメージではなく、条件に合う相手先を選べる時代なのだ。
弊社で取り組んだ事例では、先代の退職のタイミングで株式を高い金額で買ってもらい、先代の子供は会社に残って役員報酬をもらい、安定した財政基盤の元で従業員は引き続き雇用され、取引先とも良い関係を続けている。
確定申告
今年の申告は早く終わった。
資料が来ない数件のお客様と私の申告が残っている状況。
早く終わった理由としては、譲渡所得の申告と入力が必要なお客様のチェックや計算を昨年中に終わらせていたことと、
医療費やふるさと納税などの集計するスタッフを含め全員が目標に向かって行動したこと。
チーム力が上がっていることを実感した今年の確定申告期であった。
間違い電話
先日、銀行主催のセミナー参加中に私の携帯に同じ番号から2度の着歴があった。
岡山県からと表示されたので折り返すと岡山県の警察署だった。
電話をかけた方が出かけているとのことで、電話に出た方に私の携帯番号を伝えると、しばらくしてかけた本人から折り返しかかってきた。
「小学生の親から・・・」どうのこうのと岡山弁!?で話し出したので、
私は埼玉にいて岡山県には行っていないことを説明すると、しばらくして相手は間違い電話だと気づいた。
どうやらメモした携帯電話の番号が間違えて私の番号になっていたらしいのだが、
警察からの間違い電話はドキッとするのでやめて欲しい。
確定申告 自分でやってみよう編
学生の頃に父親の確定申告を手伝ったことがある。本を買って調べてみたものの、申告書の記載が正解かどうか不安でモヤモヤした気持ちになったことを覚えている。
インターネットが普及して情報が容易に手に入れられるようになった今日でも、税金に関わりがない方々からするとモヤモヤは確定申告において存在するのではないだろうか。
給与でもらっている人が医療費控除を受けたり、2か所からもらっている場合などは比較的に楽なので国税庁の確定申告書等作成コーナーで順番に入れ込んでいけば完成する。
商売している人は買った、売った、儲かった、を事業所得で記載する。
個人事業主はプライベートな支出は経費に入れられないので一部を経費から外す事も積極的に行って欲しい。
大家さんは家賃収入から固定資産税や管理費などを引くのに加えて減価償却費を忘れずに不動産所得として申告する。
事業税がかかっている人は経費で漏らさないように。一方、所得税と住民税は経費にならない。
一度提出した申告書に誤りを発見したら、期限内(3/15まで)なら再度電子申告するか、紙の場合は訂正申告書と書いて提出。後から出した方が有効だ。
確定申告あるある 医療費控除編
医療費控除に使える医療費は基本的に治療について認められる。
病気にならないための予防的なものにインセンティブを与えないのは時代的に政策的にいかがなものかと思う。
そして税理士泣かせ、実務をやっていると判断に迷うものが出てくることも。
たとえば、
インフルエンザ予防接種✖
ホワイトニングは✖
200万円のインプラント〇
200万円の金歯〇
矯正は歯の成長が止まるまでの幼少期のものは〇 おじさんになってからは✖
エステ脱毛✖
医療脱毛✖
レーシック〇
柔道整復師の施術〇
カイロプラクティック✖
差額ベッドについては
医師の指示があった場合(保険適用になっているはず)〇
大部屋だと風邪がうつりそうで怖いので自分から希望✖
交通費についても
公共交通機関を利用〇
自家用車✖
効率的な行き方なのでタクシーを利用✖
脚の骨折などタクシーを利用しないと通院できない場合〇
終わりに
生計一家族で複数の人に収入がある場合には所得税率の一番高い人ひとりで医療費控除を受けるのが良い。
職員のささやき
ホームページを作るのに初めのころ意識したのは、私の日常や考えを知っていただき共感できる方にお客様になって欲しいということだった。
よってつぶやきは所長の私がすべて書いて、アップするのは職員にお願いしてやってきた。
お世話になっている南浦和のA弁護士や東浦和のP社長や私の両親など色々な方がみてくれていることがわかって、びっくりしたことも。
更新をしているせいかホームページが検索しやすい場所に出てくようになった。
税理士を探していまして、とお問い合わせくださる方も増えた。
もう一つ良かったことは定期的につぶやきを書くことで頭の中が整理されること。
漢字や慣用句が正しい使い方か調べたりもする。
これは良いな。法人になって5周年。そろそろ職員の紹介もしたい。
そこで、つぶやきを入社3年目までの職員にも広げたいと考えた。
ということで職員と交互に(ならない時もあると思うが)更新していくことにした。
若手の意見は年代の違いもあって、こんなことが流行っているのか、とかこんなこと考えているのか、など参考になる事が私にとっても多いように思う。
期待したいし、楽しみでもある。
タイトルを「職員のささやき」とし、近日中に始める予定。
確定申告 はじめての消費税申告編
免税事業者であるにもかかわらず10月から諸々の事情でインボイスを取らざるを得なかった方。
消費税の申告は2割特例を選ぶ方が圧倒的に多いと思う。
https://www.nta.go.jp/publication/pamph/shohi/kaisei/202304/01.htm
納税額の計算手順は下記のとおりである。
①
売上高の集計・・・・10月分、11月分、12月分の売上高を集計
②
消費税額の計算・・・①×10÷110×0.2=××
10月分、11月分、12月分の税込売上高に110分の10を乗じて、その2割が納税額になる。
簡単でしょ。
例えば3か月間の税込売上が220万円だったとしたら20万円消費税を預かっていて、その2割である4万円が納税額。
実際の申告書上は国税と地方税に分かれるが、トータルは4万円(端数処理で若干変わる場合あり)。
本則課税で申告が必要な方、あるいは将来的に会社を立ち上げて事業拡大を考えている方は、弊社稲垣まで遠慮なく相談してほしい。つぶやき見たと。
何事も最初が肝心!
確定申告あるある 続 譲渡所得編
そんな取得価額不明の場合は、儲けが多く出てしまい事実よりも多く税金がかかってきてしまうので、
①
買った時の仲介した不動産屋さんに契約書が残っていないか聞いてもらったり
②
融資で購入していた場合は借入金から推測したり
③
現時点の時価に比べて購入時はどのくらいの相場であったか統計を利用し推計したり
④
分譲時パンフレットの金額で計算してみたり
等々、あの手この手を使って何とか客観的な数字をあてはめてみる。
そして、ここに登場するのが書面添付制度という税理士が税務の専門家の立場から計算した過程や根拠を記載して保証する制度。
書面添付制度 - 日本税理士会連合会 (nichizeiren.or.jp)
もちろん、すべての申告がこれに当てはまるものではないのだが、
税理士しか利用出来ないこの制度を積極的に活用している税理士事務所に申告を依頼するのもひとつの手であろう。
確定申告あるある 譲渡所得編
この時期、自宅や投資用の不動産を売った方をご紹介されることが多い。
ここのところ不動産が値上がりしてきているせいもあって儲けが出ているのだ。
そんな時は譲渡所得の申告が必要になる。
不動産を買った時の契約書や領収書を引越しの際に無くしてしまったという方もいらっしゃって、
そういった場合、領収書が無くて金額不明でも売った金額の5%を買った金額にして良い。概算取得費という。
ただ、昭和の30年代ならともかく、バブル期に購入した場合やまだ数年しか経っていない場合、5%だと少なすぎる。
本当はもっと高く買っているはずだ。
そんな時は・・・
続く
睡魔
先日、胃カメラの際の胃の動きをコントロール出来なかった話を書いた。
今回は睡魔のコントロールについて。
大切な研修や打ち合わせなど寝てはならないところで睡魔に襲われることがある。
相手や周りにわからないように太ももをつねったり、触るふりして耳たぶを思いっきりつぶしてみたりして防戦する自分。
もぞもぞして変な動きをしている。
何でこのタイミングで、と思うのだが、一方、暖かい電車の中適度な揺れがある絶好のタイミングなのに睡魔が来ない。
若い頃は爆睡していたのに。
来て欲しい時にナゼ来ない。
胃に続いて睡魔のコントロールも課題だ。
結果はまずまず。
体重と身長をはじめ各数値ほぼ変わっておらず、ひと安心。
残念なのは、コレステロール値だ。少し減ったが、基準値に比べてまだ高かった。
お酒を飲む機会がコロナ禍に比べて増えたので、暴飲暴食には気を付けよう。
目指せ!健康優良じー。
最近、自宅でお酒を飲むことを控えている。
それにしても胃カメラが奥に入っていく際に、
勝手に胃がうぇー!ってなるのが苦手だ。涙も出てくる。
ナースの方が背中をさすってくれたおかげか、一度経験していたからか
前回より少しは冷静でいられたものの、それでもきつい。
自分の身体なのに、胃の動きを制御できなかった。
まるでゴルフのアプローチの際に右手が勝手に動いてトップしてしまうのに似ているかな。
昨年末、約3年ぶりに人間ドックへ。
コロナ禍で行くのがおっくうになっていた自分。その間、
① 運動不足になっている
② お酒の場はコロナが明けて微増
③ ただ、家にある体脂肪計では体重と体脂肪率はほとんど変わっていない
以上から少し悪化を予想していたのだが・・・
ここは冬の北海道。
零下の中、半袖のTシャツ姿の白人。
冷え性の私としては、うらやましいのか信じられないのか。
とにかく不思議な気持ちにさせられる。
仕事初めの朝礼にて、私から今年の目標を伝えた。
職員の反応は悪くない。
続いて職員に一人ずつ発表してもらった。
税理士試験の科目合格を挙げる者もいれば、ひとつひとつ地に足をつけて仕事をこなしていきたい、任せられる仕事はなるべく別の人にやってもらい新たな仕事にチャレンジしたい、など仕事の取り組み方について話す者もいた。
ただし、圧倒的に多かったのは健康について。
確かに健康でなければ良い仕事もプライベートも無いから同感だ。
昨年は子供からウィルスをもらってくる職員が多かったが、
そろそろコロナ禍で弱ってしまった免疫力が復活し、感染症も落ち着いてくるのではないだろうか。
今年の目標は、「感情の言語化」。
解説:今まで口下手な私にとって職員との対話は主に仕事上の指示が中心で、事務所の飲み会などで私の考え方や目標、そしてプライベートな部分を知ってもらえばいいと考えていた。開業当初より職員の数が3倍になった昨今、それが難しいことはわかっていたのにもかかわらず、しっかりと対策を打ってこなかった。
これからは心の中にある感情も言葉にして積極的に伝えることを心掛けていこうと思う。
そして聞く力をつけて職員の感情も引き出せたら更に風通しの良い職場環境が生まれ、結果として、お客様の求めに応じられる場面が増えていくのではないか。
P.S.写真はJAL2024初日の出
初富士フライトに当選された小柳様に頂戴した貴重なものです。
私は血行が悪い。末端冷え性で冬は苦手だ。
霜焼けになることもしばしば。
そんな私のベストバイがこちら。
私の場合、温感はもちろん高温だ。
ミッションインポッシブル最新作。
通信網だとAIによって情報が乗っ取られるのでアナログ衛星を使おうとするシーンがあった。
国家機密をデータからタイプライター(死語か)で打ち直して紙で残すシーンも。
電子帳簿保存法が2024年から本格的に義務化される。
税務署がAIを使って脱税を検索する時代がやってくるのであろうか。
おわり
私は紙が好きだ。
例えばお客様と打合せする際、書いている時の雰囲気だとか大切なところに〇をつけるなど、後から見て思い出しやすい。
一日に何件も対応する税務相談会などではお客様の似顔絵を書いて残しておくこともしばしば。
一方、若い従業員はパソコンで議事録を取っておくことに慣れている。
「デジタルで残しておくと後で検索がかけられるので」って。私だってそんなことは知っている。
つづく
私が大学の頃、パーソナルコンピューターが売り出され、
これは凄いことになると思い、初期の頃のMacを購入。
その後インターネットの普及によりつながる世界が実現。
これまた凄いことになると思いながらも、私は少しずつデジタルから取り残されていく。
0と1だけで作り出す世界。無機質な感じといっていいのだろうか。
つづく